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2016年04月03日

運動障害性構音障害と失語症

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脳卒中の後遺症による言葉の障害は

大きく2つ、失語症と運動障害性構音障害が有ります。

 

失語症は通常は主に脳出血、脳梗塞などの脳血管障害によって脳の言語機能の中枢が損傷されることにより、

一旦獲得した言語機能の「聞く」「話す」「読む」「書く」が障害された状態のことです。

 

失語症は高次脳機能障害のひとつです。

 

失語症は右片麻痺になることが多くあります。

 

失語症というと、言葉を発せない状態であると考えている人が多いようですが、

話すことだけでなく、聞いて理解することや読んで理解することも書くことも難しくなります。

 

また、失語症と間違われやすいものに、

運動障害性構音障害や認知症、失声症があります。

 

声帯や軟口蓋、舌、唇、といった言葉を話すための器官が麻痺や筋力低下をすると声が出なくなったり、

呂律が回らなくなったり、特定の音が出せなくなったりします。

 

この障害を運動障害性構音障害といいます。

 

運動障害性構音障害は発声器官の麻痺などでおこります。

 

運動障害性構音障害は、言語中枢の障害でないため、読み書きや言葉の理解などには支障はありません。

 

また、飲食することに障害が出ることもあります。

 

そのため、むせたり、よだれが出たりすることもあります。

 

運動障害性構音障害の
検査方法としては神経内科や耳鼻咽喉科や脳外科の診察が必要です。

 

様々な専門家によって質問や検診が行われることによって障害があるかないかを判断します。

 

 

 

運動障害性構音障害の対応方法以下になります。

 

運動障害性構音障害とは、音を出す器官の運動機能に障害があり、言葉を上手くしゃべれない病気です。

 

運動障害性構音障害を少しでも改善するためには、

運動障害の原因となっている中枢または末梢神経や、筋肉運動の異常を良くするために

リハビリで発話の訓練を行うと良いです。

 

口や舌を大きく動かし、ゆっくり・はっきり話すように心掛けるだけでも、

聞き取りやすい言葉をしゃべることができます。

 

その他、舌、唇、筋肉の使い方や動かし方を習得することで、構音障害が治ることがあります。

 

その場合、言語聴覚士などの専門家による音声学的構音指導を受けるとより効果があります。

 

 

 

マッサージZERO

〒810-0044
福岡県福岡市中央区六本松2-5-7高橋ビル303

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2016年03月27日

パーキンソン病 症状

パーキンソン病

 

パーキンソン病は神経伝達物質の一つのドーパミンが少なくなり、スムーズに動けなくなる病気です。

 

五十歳をすぎぐらいから手と足の震えからおこり、それから、ゆっくり進むことが多い病気です。

 

脳の指令は、脳の中で作られる神経伝達物質によっておこなわれています。

 

中脳にある黒質という部分は、
神経伝達物質の一つであるドーパミンを作成して、

身体の随意運動の調節や姿勢、筋肉の緊張の調整、記憶をもとにした予測にもとずく運動、

さまざまな運動パターンから適切な運動の選択など様々な役割のある大脳基底核と連絡しています。

 

このドーパミンが減ってしまい、バランスが崩れて起こるのが、パーキンソン病です。


ドーパミンを作る黒質は、メラニン色素で黒く見えますが、パーキンソン病になると、

加齢が原因による減少以上の速さで脱落、変性し、色が薄くなって減っていきます。


その結果、神経間のネットワークがうまく行かなくなり、いろいろなパーキンソン病の症状が現れるのです。


主なパーキンソン病の症状は、手足がふるえる、筋肉がこわばって関節が動かしにくくなる、動作が遅くなる、

体のバランスが悪くなるなどがあり、パーキンソン病は厚生労働省の特定実感にも指定されています。


薬 によるパーキンソン病の治療の場合、パーキンソン病は原因がよくわかっていないのですが、

中脳の黒質という部分で作られる神経伝達物質の一つであるドーパミンが

減少し て起こる病気であることわかっているので、

L-ドーパなどの脳の中で少なくなっている

ドーパミンを補う薬を使用することでパーキンソン病の症状の改善を目指します。

 

 

当院のパーキンソンの運動療法やリハビリの場合、

 

パーキンソン病の患者さんは、意欲の低下や無動症状、姿勢反射障害のため

同じ年の人と比較すると運動が少なくなりやすく、体を動かさないことにより、

身体機能の低下がおきやすいので、

早い段階での

関節拘縮の予防、筋力・身体のバランス能力・歩行の速さなど身体機能に効果的な運動療法を行います。

 

また、
パーキンソン病によって硬くなってしまった筋肉(パーキンソン病の症状)を

マッサージでほぐし血行改善を促します。

 

また、心理的ストレスにも効果があります。

 

さらに
パーキンソン病によって硬くなってしまった筋肉・腱に対し、ストレッチを行い、柔軟性を高めることにより、関節可動域の改善をおこないます。

 

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2016年03月20日

脳卒中、脳梗塞の前兆

脳卒中は死の原因よなる危険な病気なので予防が大切です。

 

脳卒中の前兆を把握できれば重い症状になるのを防ぐことができます。

 

その前に、そもそも「原因」をなくすような生活を送れば、より安全であるはずです。

 

脳卒中の前兆の症状を見逃さず生活習慣を改善しましょう。

 

ただ、脳卒中の発作を起こす前に、そのサインを見逃さないようにしなければいけませんが、

必ずしも脳卒中の前兆があるわけではないので、いきなり脳卒中の発作が起こるときもあります。

 

脳梗塞は脳卒中の一つで、脳の血管が極端に狭くなったり詰まってしまうことで、

脳に栄養や酸素がいかなくなり、脳の組織が部分的に死んでしまう病気のことです。

 

脳梗塞の前兆の症状は人によってさまざまであり、障害を受けた場所によって、

身体が動かなくなったり、意識がなくなったりといろいろです。

 

脳細胞は壊死すると溶けてしまうため、脳梗塞は脳軟化症ともいわれることもあります。

徐々に脳梗塞の症状が進むと、脳血管性痴呆になる場合もあります。

 

脳卒中の前兆の症状に気を付けて、命が助かった場合であっても、

後遺症として介護が必要なときもも少なくなく、福祉の面でも多くの問題をもつ疾患です。

 

脳卒中、脳梗塞は脳以外にできた血栓が原因で

下にあげるような脳卒中、脳梗塞の症状や前兆が起こることがあります。

 

1)バランス感覚の障害

ふらつく、めまいがする

まっすぐ歩くことができない

立つことができない

 

2)言語障害

舌がもつれ、ろれつがまわらなくなる

言葉がでなくなる

人が話をしているのがよくわからない

 

3)視覚障害

物が二重に見える、

片方の目が見えない

片方の目に幕がかかったようになる

一時的に物が見えない

 

4)感覚障害

片方ががしびれる

感覚が鈍くなる

 

5)運動障害

片方に力が入らない

食事中に箸を落とす

文字が思うように書けない

 

 

 

脳卒中、脳梗塞の症状や前兆があっても20分前後で症状がでなくしまうことも多く、おかしいと思っていても、

すぐに脳卒中、脳梗塞の症状や前兆がなくなるので、気にする人が少ないです。

 

脳卒中、脳梗塞の症状や前兆が頻繁に起こるようであれば、すぐに病院に行くようにしましょう。

 

 

 

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2016年03月20日

脳の構造

脳の構造は大脳、中脳、小脳、橋、延髄などからなります。

 

中脳、小脳、橋、延髄をあわせて脳幹といいます。

 

よって、脳を大きくわけると「大脳」「小脳」「脳幹」の3構造のになります。

 

その中でも、人が物事を思考したり、感じたり、言葉をしゃべったり、

記憶したりと特に大きな役目をしているのが大脳です。

 

大脳が発達しているから、人間は生物の中でも知能が特に発達しています。

 

大脳は右脳と左脳の2つに分けられ、脳梁と呼ばれている神経繊維の束で結ばれています。

 

これにより右脳と左脳が連携して、はたらき、情報が統合されます。

 

大脳皮質は神経細胞の集合で、働きは場所によって違います。

 

運動や感覚の機能はからだの左側を右脳が、からだの右側を左脳がコントロールしています。

 

言語、認知、思考、などの精神機能は左右に差があるといわれています。

 

とくに言語に関する機能は左脳が司っていることが確かめられています。

 

脳は神経系の中枢で、脊髄とともに中枢神経を形成しています。

 

脳の構造は発生学的にみると神経菅が複雑に変化したもので、

神経菅の形がそのまま残ったのが脊髄で、神経菅の上端の左右にできたのが大脳半球。

 

また、同じようなふくらみが下方に乗じて小脳ができました。

 

大脳半球と小脳を除いた残りの脳の部分は、比較的本来の神経菅に近い形を残しているので、

これを脳幹と呼んでいます。

 

脳幹は中脳、橋、延髄に分けられます。

 

 

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2016年03月19日

高次脳機能障害 対応

高次脳機能障害への対応

 

高次脳機能障害と聞いても、あまり馴染みのない人が多いと思われます。

 

高次脳機能障害は交通事故や脳卒中などで脳に損傷を受けたために、

記憶や思考、言語など、脳の高次な機能に障害がおこる病気のことです。

 

いろんな障害があり、高次脳機能障害の症状は人によって異なります。

 

まだまだ、高次脳機能障害は一般には知られていない病気なのですが、

最近は高次脳機能障害は日常生活に大きな影響を与える障害として注目を集めています。

 

高次脳機能障害は外見から障害がわかりにくいため、障害者と認定されないなど問題がありますが、

主な高次脳機能障害の問題点、症状、対応は下記の通りになります。

 

 

高次脳機能障害の問題点

 

1)高次脳機能障害は外見からは障害がわかりにくいため、家族や周囲の人に理解されにくい

 

2)本人が高次脳機能障害の症状があるのに「ない」と思いこんでいるため、以前と同じことができると思い、

それにこだわる
失敗したことを他人のせいにしたり、本人が支援を必要としないため支援が難しくなる

 

3)場の雰囲気や相手に合わせて適切に行動できなくなる
他人を傷つけたり、思いもよらない行動をして、時にはトラブルに発展することがある

 

4)高次脳機能障害があるのに、身体的障害がない場合は、身体障害者手帳の対象になりにくく、

目立った症状がない場合は、精神障害者保健福祉手帳の対象にもならないなど、福祉の支援が受けにくい

 

5)身体的不自由や言葉の不自由がないのに、日常生活が十分にこなせないなどの不自由がある

 

6)欲求のコントロール、適切な判断が難しくなり、財産管理が難しくなることがある
お金を渡すと全部使いきったり、悪質商法の被害にあいやすくなる

 

7)感情が不安定で、些細なことで怒りやすくなったり、物事にこだわる傾向があり、

家族と感情的な行き違いが見られる

 

8)やる気がでないなど症状があることがある。
怠けていると誤解されることもある。

 

 

高次脳機能障害の症状

 

一般的な高次脳機能障害として次のような症状があります

 

1)遂行機能障害
必要な情報を整理、計画、処理できない。
スケジュールの段取りが悪く、手順がよくわからなくなる。
予定通りいかないと混乱する。

 

2)行動や情緒の障害
感情のコントロールが上手くできず、精神が不安定になったり、感情的になったり、パニックになる。
他人とトラブルを起こしやすい。

 

3)記憶の障害
人の名前、日時、場所など最近のことが
覚えられない。
簡単な約束を忘れたり、日時、場所を間違えたりする。

 

4)注意の障害
集中力ができない。
同時に2つのことをすると混乱する。
周りに関心がない。

 

5)失認症
視力に異常はないが、
物の形状や色、使い方、名前を認識できない親しい人の顔を認識できない。

 

6)失語症
聞く、話す、読む、書くなどの
言葉能力に障害を受ける。

 

7)失行症
手足は動かせるが、服を着る、箸を使用する、靴を履くなどの自分の思った通りの動きができなくなる。

 

8)地誌的障害
よく知っている場所で道に迷ったり、近所の地図が書けない。

 

9)半側身体無視
自分の身体のイメージがズレていたり、麻痺があってもないものと思いこんでしまう。

 

10)半側空間無視
自分が見ている空間の片方を見落とす
片方の物に体をぶつけてしまう。

 

高次脳機能障害への対応

 

1)移動がスムーズで、段差が少ない住居にする

 

2)道具など操作が簡単なものにする

 

3)高次脳機能障害の原因や治療法がわかっていないので精神的ケアで対応する

 

4)判断が難しい場合は1度医療機関に相談してみる

 

5)家族は高次脳機能障害という病気を理解する

 

6)成年後見制度の使用も検討する

 

7)高次脳機能障害になると新しい環境への適応が困難であるので、障害を受ける前の元々の性格や生活スタイルを大切にする

 

 

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