高齢者の転倒予防
高齢者は、誰しも必然的に足腰が弱ってきます。
日々トレーニングすれば現状維持はなんとかできるかもしれませんが、
歩き方なども変わってきてしまうのは自然なことです。
高齢者の歩行において特徴的なことは、
みな足が上にあがりづらくなるということです。
足が上にあがりづらいうえに、腰も曲がってきているので、前傾になりすぎる歩き方になります。
よって、歩幅が狭く、マラソンのピッチ走法のような歩き方になるのです。
すると何が起こるかというと、通常は気が付かないようなちょっとした段差につま先が引っ掛かり、転びやすくなります。
それだけならまだしも、高齢者の歩行はなにもない
平坦な場所でも転ぶことがあるのです。
すべては、足をあげず、前かがみになりすぎる歩き方なので、つま先が平行になる前に地面に足をつけてしまい、転んでしまうのです。
これを防ぐためには、周りの方々のサポートにより、段差を気を付けるなどもありますが、
まず歩き方をできる範囲内で改善することでしょう。
いくら足腰が衰えるといっても、ちょっとした歩き方や姿勢の工夫で、転ぶことを防ぐことは可能です。
訪問マッサージやデイサービスなどで、歩く時間を設けるとともに、歩き方の訓練も取り入れる場所が多くなれば、歩行による転倒も減ってくるのではないでしょうか。
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