認知症 アルツハイマー病以外の原因
多くの病気のように、認知症、アルツハイマー病も早期発見、早期治療が大事となります。
それは認知症がアルツハイマー病かどうかを判別する過程で、
改善する可能性が高い認知症が見つかることがあるからというのがあります。
治療が難しい認知症の主なものは、脳血管障害とアルツハイマー病による認知症です。
しかし、早期治療をおこなえば、症状を軽くしたり、進行を遅くしたりすることができます。
また、認知症の中には、薬物や病気などが原因で認知症の症状を起こしているものがあります。
その認知症の原因を早期に発見し、早期に治療をおこなうことができれば、改善する可能性は高くなります。
認知症の中の病気や薬物などが原因となる主なものは下記になります。
甲状腺機能低下症
新陳代謝を促す甲状腺ホルモンの働きが低下する病気です。
発見が遅れると認知症の原因になる場合があります。
慢性硬膜下血腫
頭部を強くうつことにより、頭蓋内の内側にある硬膜の下に血液のかたまりができる病気です。
脳腫瘍
脳を腫瘍が圧迫しさまざまな精神症状を起こします。
特に高齢者では、約半数が認知症の症状を起こすといわれています。
正常圧水頭症
脳内の脳室という部分に脳脊髄液がなにかしらの原因でたまる病気です。
物忘れや歩行障害や失禁などの症状がでます。
ビタミン欠乏症
ビタミンB1やB12、葉酸が欠乏する病気です。
認知症、アルツハイマー病は治療の難しい病気でありますが、
早期治療により進行を遅らせることは可能であります。
早期治療を行い、生活環境を整えることで、良好な状態を維持しながら、
残された能力をいかして日常生活を少しでも良いものしましょう。
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