ギランバレー症候群

 

症状は1ヵ月を過ぎると回復に向かいます

大脳や小脳、脊髄といった中枢神経から枝分かれ全身に張り巡らされているのが「末梢神経」です。

 

「キラン・バレー症候
群」は、この末梢神経が、障害される病気(ニューロパチー)です。

 

年間の新規発症者数は人口
10万人に1〜2人と、決して多くはありません。小児から高齢者まで、あらゆる年代で発症します。

 

また若干、女性よりも男性に多いことが報舎されています。

 

ギラン・バレー症候群の症状は、腕や脚のしびれ感
を感じて力が入らなくなるのが奥型的です。

 

その症状は、最初の約2週間は急激に悪化してピークとなりますが、通常は1カ月を過ぎて悪化することはなく回復に向かいます。

 

原因は完全に分かったわけではありませんが、大部分の例で、発症の1〜3週間前に風邪をひいたり、下痢をしたりといった感染症
の症状が見られることから、ウイルスや細菌の感染が契機になっていると考えられます。

 

すなわち、本来は自身の体を守るはずの免疫と言う役割を狙うリンパ球や
抗体などが、感染によって刺激され、誤って自身の末梢神経を攻撃してしまう
「自己免疫」で起こる病気です。

 

その他、外傷や手術、あるいはワクチンなどが契機になる場合もあるといわれています。

 

誘因と考えられるウィルスや細菌はカンピロバクタージェジェニ、サイトメガロウイルス
EBウイルス,マイクロプラズマ、インフルエンザ桿菌、などがあります。

 

 

 

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