脳卒中と卓球
脳卒中と卓球
卓球の世界団体選手権で39年ぶり決勝へ男女とも進出し、6日の決勝が楽しみであります。
ところで、脳卒中には卓球がとても良いということがわかってきています。
大分市のアルメイダ病院によると卓球により
脳卒中患者のリハビリの効率があがり、運動機能ばかりか卓球の技術も上がったとあり、
また、意欲や集中力、注意力を中心とした大脳高次機能の改善が認められたそうで、
院長は
「両足でバランスを取る動きが小脳、ラケットを振る動きが前頭葉、
球の動きを目で追う動作が中脳を夫々刺激する」
と読売新聞の紙上で語っています。
それと、卓球は遊びながら患者自身の動きが引き出せ、手技も簡単な方法から複雑な動きまで、
いろいろな訓練段階でできボールをかいしてPTと患者相互間のコミュニケーションをとりつつ、
意欲を引き出せることで、脳卒中患者の理学療法の一つの有効な治療法と思われたとしています。
また、
国立療養所西別府病院の森先生によると
卓球は脳を活性化させ、全身の反応速度向上、小脳、中脳、脳幹、前頭葉の血流が増加する効果
があるそうです。
そして、
気軽で、道具の手配がしやすく、場所をとらないで、いつでもでき、
天候に左右されず、車イスでも立ってもできるメリットがあり、
さらに単調すぎなく、難易度にいろんな段階があり、
レベルアップが目にみえてわかるという面が良いそうです。
卓球というスポーツは脳の働きを維持・向上するには、とてもいいものだったのですね。
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